看護大学編入後の生活費について書いていきます。
看護大学に編入したいという思いはあるけれど、現実にはその後の生活も考えて受験に臨む必要があります。
お金がないと、看護大学編入後の生活も楽しめませんし、勉強にも身が入りません。
看護大学編入後のアルバイトに関しては、お金を稼ぐ必要がある方だけでなく、親からの仕送りが期待できる方にも、ぜひ聞いてほしい内容です。
看護大学編入後は、派遣看護師として働く人が多いです。
派遣看護師としてアルバイトすると、お金を稼げるだけでなく、自分の臨床経験にもなることがあります。
まだ病院で働いたことがないという現役でそのまま看護大学に編入してきた方にも、看護師としての経験を積める絶好の機会です。
履歴書にも看護師としての経験として書けますからね。
ぜひ、派遣看護師のアルバイトを検討してみてください。
次のようなご質問をいただきました。
看護大学編入を目指している看護師ですが、看護大学編入後の生活が不安です。
具体的には、授業料や生活費を賄えるかが心配です。
最低限、看護大学に編入する前までにある程度貯めておく必要はあると思いますが、入学後に貯金を切り崩していくだけでは生活もままならないと考えています。
看護大学に編入後は、派遣やパートの看護師として仕事ができますでしょうか?
また、どのくらい稼ぐことができますでしょうか?
授業料と生活費が賄えるかは、国公立か私立か、自宅通学か自宅外かによりますが、看護大学編入生のお金事情は以下のようになっています。
1、編入後のお金につきまして、月に12-14万円(週二回勤務)は派遣看護師のバイトで稼げます。
看護大学編入生は、週に3〜4日、大学に行くことになると思います。
毎日、びっしり講義があるわけではなく、1日1つしか講義がない日もあると思います。
頑張れば週に3日、派遣看護師として働くことも可能ですが、体がきついと思います。
また、大学が休みになると、月に30万円以上は稼げます。
夏休み(2か月)、春休み(1か月)などです。
国公立大学に編入するのであれば、学費に関しては、派遣看護師として働けば問題ないと思います。
授業料は、半期で27万円くらいです。
2、さらに、派遣看護師として働くのに加えて、日本学生支援機構の奨学金(http://www.jasso.go.jp/shogakukin/)を借りることを検討してもいいと思います。
日本学生支援機構の奨学金は、大学生の場合、月に3-5万円を借りることができます。
高校や看護学校(看護短大含む)などである程度の(普通の)成績を取っている人ならば、無利子で申し込むことができます。
看護大学に編入した方も当然申し込むことができます。
私も、大学に編入した時、借りました。
別に借りたからって、使わずにいてもいいわけですし、無利子の場合、卒業後そのまますぐに一括で返済すればいいです。
もちろん授業料や生活費にも使えます。
卒業後に返済することになりますが、2年間で72万円〜120万円になりますが、常勤で働くようになればそれほど大変な金額ではありません。
それよりも、看護大学に編入することによって、自分の将来に色々な可能性(行政保健師になったり、大学教員になったり(大学院に行く必要がありますが))が生まれます。
お金と時間は少々かかりますが、投資する価値のある選択です。
3、大学を卒業後、既に自分が働きたい病院が決まっていたりする場合は、その病院の奨学金か、その病院がある自治体(市や区、県、都など)の奨学金を調べてみましょう。
卒業後、その病院で規定の年数を働くのが条件ですが、奨学金をもらえます。
ただ、看護大学編入生には、私はおすすめしません。
編入後、授業を聞いたり、編入生同士、話をする中で、自分の将来について考えることが多くなります(いい意味で)。
そうした時に、病院から奨学金をもらっていると、選択肢が狭まってしまうので(編入して授業を聞いているうちに、行政保健師になりたいと思ったが、病院から奨学金を借りており、断念することになった、など)、注意が必要です。
おすすめは、派遣看護師として働くことです。
月に12万以上稼げます。
頑張れば、20万近く稼ぐことも可能です(体がつらいですが)。
その上、今まで看護師として働いていた人にとっては、自分の看護技術レベルを保つことにもなりますし、今まで看護師として働いたことがない人にとっては、看護技術、看護知識を習得する機会にもなります。
看護大学に編入されたなら、ぜひ派遣看護師としてアルバイトすることを検討しましょう。
私も看護大学編入生時代は、派遣看護師としてアルバイトしていました。
看護師として勤務経験が全くなく、看護系の短大からそのまま編入しました。
看護大学に編入したまま、少しでも看護師としてのスキルを身につけたいと思い、また、お金も稼ぐ必要があり(親からの仕送りはなかったので)、派遣看護師としてアルバイトをしました。
その時の経験が、看護大学を卒業して病院に就職後にいきてきて、正直、他の同期の新卒看護師よりは、看護スキルはありました。
そりゃ、看護大学編入生時代の2年間、働きましたからね。
卒業後を考えても、看護大学編入生時代に派遣看護師としてアルバイトするのは有益ですよ。
派遣看護師として働くには、派遣会社に登録する必要がありますが、これはおすすめできない派遣会社もあります。
「労働環境も整っていて、働きやすいですよ」と聞いて働いてみたら、最悪な労働環境だったり、言っていることが全然間違っていたりという看護師派遣会社もあります。
私も、とんでもないところを紹介されて、一時苦労しました。
私や、私の編入生仲間、今現在看護大学に編入して在籍している友人たちが使ってみて信頼できる看護師派遣会社は、ナースネットと、【看護のお仕事派遣】です。
ここは、派遣先の職場環境についてしっかり教えてくれ、決して働きにくいところは紹介しません(この点は、働くときにすごい大事で、職場環境についてしっかり把握している看護師派遣会社を選ぶことがなにより大事です)。
また、病院や老人保健施設、老人ホームなどだけでなく、検診の仕事や、ツアーナースなど、色々な種類の仕事も紹介してくれます。
私の看護大学編入仲間は、検診の仕事や、ツアーナースの仕事もしたりしていました。
色々経験したい人にもおすすめですよ。
働きだした後も、色々、「困っていることはないですか?」などフォローしてくれます。
頼りになる看護師派遣会社です。
派遣看護師として働く際には、検討してみてください。
おすすめです。
看護大学に編入する前には、授業料のこと、生活費などが気になります。
しかし、派遣看護師としてアルバイトをすることで、授業料や生活費は何とでもなります。
看護大学に編入することで、その後の人生ががらりと変わります。
編入しようか迷っている方は、ぜひ挑戦してみてください。
看護大学編入生としての生活も楽しいですよ。
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