保健師実習を経験していないと、行政保健師採用試験では不利か?

行政保健師を志望する現役の看護学生にとって、学校と行政保健師採用試験に向けての勉強との両立は大変です。


看護や保健に関する勉強は慣れているけれど、行政保健師採用試験で出題される教養試験については難しく感じている方が多いです。


「教養試験の参考書を購入したものの、慣れていないのか全く勉強が進みません。大学のレポートや試験も多く、行政保健師採用試験に向けての教養試験対策ができません。特に数的処理や判断推理が苦手でやる気が起きません。」


このようなご相談も多いです。


教養試験対策は、初めは慣れないですよね。


とりわけ数的処理と判断推理は、勉強したことがない人が多く、これを自分1人で勉強していくというのは大変です。


高校まで数学がある程度得意であった人は、数的処理や判断推理を少し勉強しやすいと思います。


しかし、数学が得意でない人にとっては、数的処理と判断推理の問題は抵抗があります。


よく、数的処理と判断推理は数学ではなく、数学が得意ではない人でも勉強すればできるようになるという人がいますが、そもそも数学が得意ではない人にとって、あの数的処理と判断推理の問題文を見ただけで抵抗があります。


「あー、なんか数学っぽい。いやだな」と思ってしまう人も多いです。


私も判断推理と数的処理の問題には抵抗があって、初め独学で勉強していたのですが、わからない問題が多すぎて、理解できない問題が多いんですよね。


そうすると、ますますこれらの科目をやるのが嫌になってしまいました。


だけど行政保健師にはどうしてもなりたくて、藁をもすがる思いで、予備校の通信教育を取りました。


通信教育の良かったところは、わからない問題があると質問できるところです。


独学のように、わからない問題があると、ある程度自分で調べられるところは調べて、それでもわからないという状態から、解放されました。


質問できることがすごくよかったです。


1つわかると、今までわからない問題ばかりだったのが、「あ、これもこうしたらできるのかな」と理解が進むということも多かったです。


数的処理、判断推理が苦手な人は、すぐに質問できる通信教育で教養試験の勉強をするといいと思います。


東京アカデミーは、私もやっていましたが、おすすめですよ。


資料を取り寄せて講座の詳細を見てみるといいと思います。


自分で問題集で数的処理、判断推理を勉強する場合、おすすめの参考書は、
判断推理は、
公務員試験 判断推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱[改訂第2版] [ 資格試験研究会 ]か、
畑中敦子の判断推理ザ・ベストプラス【第2版】 [ 畑中 敦子 ]


数的処理は、
公務員試験 数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱[改訂第2版] [ 資格試験研究会 ]か、
畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス【第2版】 [ 畑中 敦子 ]
がいいでしょう。


ただ、数的処理と判断推理の場合は、どうしてもわからない問題というのが出てきますので、そこで躓いてしまうと勉強がすすまないので、質問ができる通信教育の方を個人的にはおすすめします。


現役生の場合は、レポートや実習もあり、行政保健師採用試験に向けて効率的に勉強していくことが大切です。


看護師として働いていて行政保健師に転職しようという場合も、いかに効率的に勉強していくかが大切になってきます。


自分にとって一番勉強しやすい方法を確立して、勉強を進めていきましょう。


保健師実習をしていないと、行政保健師採用試験で不利になりますか?


現役生の場合、行政保健師志望の学生の中には、保健師実習をせずに行政保健師採用試験を迎えるという方もいるでしょう。


保健師実習が行政保健師採用試験日の後にあり、現場の実習をしていないことが、採用試験の面接等で不利にならないか心配になる方も多くいます。


保健師実習をしていないこと自体は、不利になりません。


受験生の中には保健師実習に行っていない方もいますが、要は、なぜ行政保健師になりたいのかをしっかり答えることができれば大丈夫です。


なぜ行政保健師になりたいのか、


行政保健師になって何をしたいのか、


それは看護師ではダメなのか、


などについて、深く考えていくと良いと思います。


保健師実習を経験していないことで、行政保健師の実際を学ぶ機会はないかもしれませんが、自分はどうして行政保健師を志望しているのかと、根源的なところを深めていくことが、行政保健師採用試験を突破するには大切です。


行政保健師について、私でわかることでしたら、ご回答しますので、ご質問ください。


皆さんが行政保健師として活躍されるのを願っております。


頑張ってくださいね!